スロット規制 あの名機種がもう打てない!?

パチスロファンを落胆させるスロット規制とは?

スロットの規制がさらに強化され、パチンコホールからは5号機と呼ばれる機種が消滅し、6号機へ移行しています。(スロット規制における6号機の説明は後述にて説明)

パチスロ風カジノスロット

これまでにも幾度かスロット規制は行われてきました。スロット規制を行う最大の理由として挙げられるのが『射幸性』です。射幸性とは簡単に言えば、別名ギャンブル性とも呼ばれ、労働することなく簡単に手に入る利益の度合い、つまり誰でも運さえよければ楽に稼げてしまう利益と置き換えて差し支えありません。

5号機から6号機への移行はまさにその射幸性を抑制するための規制

例えば、初代ミリオンゴッド スロットの射幸性の高さが社会問題になったことがあります。一度『GOD』を引くと、よほどのことがない限り閉店コースになると言われており、還元される利益が20スロットで等価ならものすごいことに当時はなったのです。(筆者は初代ミリオンゴッドのGOD揃いは未体験)

射幸性を低くする意味で行うスロット規制を広義的に言うと、BIG獲得枚数の上限設定、有利区間の上限設定(ARTゲーム数のこと)、天井機能の撤廃(5.9号機のほとんどがコレ)など様々なスロット規制が多くのパチスロファンが知らないまま行われています。

そしてスロット規制の中には名機種と呼ばれるパチスロファンのおかげで高い稼働率となっている機種『旧基準機』がホールから消えていき、今の6号機『新基準機』に入れ替えていく枠組みを規制の中に盛り込んでいるのです。これに対して掲示板のスロ板等では落胆の声が聞かれます。

スロット規制によって撤去された人気の5号機スロット機種

ミリオンゴッド~神々の凱旋~

ミリオンゴッド 5号機
(C)UNIVERSAL ENTERTAINMENT

初代ミリオンゴッドの正当後継機で5号機としては爆発力がある機種

魅力的なのは天井(通常時消化1480G)に到達したら半分の確率でGG(ゴッドゲーム)が毎ゲーム80%の確率でストックされ、低設定でも逆転できる余地があります。

当然ながらGOD揃いに恩恵にもあり、出玉トリガーとなってユーザーを楽しませてくれるのです。ヒキさえ強ければ閉店コースも十分可能な、高射幸性パチスロ機として多くのファンに愛された機種です。

黄門ちゃま 喝

(C)C.A.L/2014, (C)OLYMPIA

この機種は少し特殊で機械割よりも『自分で運命を選択できる』要素が強いわけです。

魅力的なのがAT中にあり、最初の上乗せ選択ゾーンで裏モードを選択(MAXBETボタン長押し)します。

表モードでもいいですが、ATが短命に終わることが多いので、ユーザーの多くが裏モードバランス薬を選択しているようです。(比率としては怒髪天とハズレがほぼ1:1)

うまくいけば出玉トリガーになりえますし、失敗すれば文字通り短命で終わります。

ギャンブラーというのはこういったゲーム性があって『燃える』のではないでしょうか?

戦国コレクション2

(C)Konami Digital Entertainment,NAS/「戦国コレクション」製作委員会 (c)KPE

初代戦国コレクションよりパワーアップし、『コレポイント』の規定回数で天井となる仕組みを採用しています。

中でも魅力的なのがフリーズにあり、通常時にそれを引けばAT8セット継続×2が確定し、エンディング後には32G以内に必ずATに再突入するという超が付くほどの恩恵が得られるのです。

フリーズ経由でなくても、エンディングに突入さえすれば引き戻しが確定するので出玉トリガーにはなるでしょう。

期待値は2000枚オーバーでヒキが強ければさらに増え、閉店コースも十分にある機種でした。

パチスロ6号機における規制について

5号機から6号機に移り変わるにあたり(途中で規制が入った5.5号機や5.9号機の説明については割愛)、このような規制が盛り込まれました。

  • 一撃出玉2400枚(ATやARTに初突入した時から原則カウント)のち強制エンディング
  • 最大1,500Gの有利区間消化(ほぼATやARTのこと)で強制エンディング
  • リアルボーナス(疑似ボーナスは除く)の1回における払い出しは最高300枚まで。(6号機のジャグラーをイメージ像がコレ)

他にも細かい規制が多々あり、ホール側は国家公安委員会で定められた改正遊技機規則に則り、徐々に5号機から6号機へ移行するようなしていかなければならないのです。

パチスロの打ち手にしてみれば『うまみ』がない機種ばかり登場することになるので、パチプロ引退者が続出してしまうことになるでしょう。とは言え、スロ速サイト等の口コミでは6号機でも万枚が狙えると評判の機種も登場しているので、今後の新作リリースに期待したいところ。

 スロット規制 まとめ

もうすでに5号機から6号機へ切り替わる作業が行われている最中で、今回のスロット規制は5号機での思い出を残すほどの名機種を除去するための措置と言わざるを得ないです。

6号機で勝てるかどうかと言いますと、勝ったとしても一撃の出玉に上限が設けられ、閉店コースという夢の体験をパチスロビギナーが行うことが難しくなります。

5号機の旧規則機と呼ばれる機種の多くが打てるのは最長でも2021年11月30日までですので、得意な機種で勝てるのであれば打ちまくって思い出を残すという選択肢もありです。